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Interview

2024-09-24

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【入居企業インタビュー】ITbookホールディングス株式会社様

2024年9月に「SAAFホールディングス株式会社」への社名変更を行ったITbookホールディングス株式会社が豊洲に本社を移転されたのは2022年7月。移転から2年が経過した今、改めて豊洲エリアの魅力・移転後の効果等について、管理本部 総務IR部でリーダーを務める桐澤さやこ氏と水野絵美氏にお話を伺った(取材時期:2024年7月)。

PROFILE

ITbookホールディングス株式会社(2024年9月より「SAAFホールディングス株式会社」に社名変更)

設立:2018年

従業員数:約2,000名(グループ全体)

本社所在地:東京都江東区豊洲3-2-24  豊洲フォレシア9F

事業内容:ITコンサルティング、システム開発、システム機器販売をはじめ、人材派遣・紹介、地盤調査改良や地盤保証等。自治体DX推進支援事業、地方創生推進支援等の行政向けの事業や新型ボーリング調査など、幅広い事業を展開。

経営統合で約2倍の規模に
発展が続く街「豊洲」への拠点集約移転

2018年10月にITbook株式会社(以下、ITbook)、およびサムシングホールディングス株式会社(以下、サムシング)が経営統合し、約2倍の規模になったITbookホールディングス株式会社(以下、ITbookホールディングス)は、2022年7月に豊洲フォレシアへ本社を移転した。豊洲を選んだ決め手とは。

水野氏:経営統合をした当初は、まだグループ会社が各地に点在しており、一か所に集約したいというトップの考えから本社の移転に至りました。もともとはITbookが虎ノ門、サムシングが木場にあり、その中間地点として日本橋と豊洲が候補に挙がりました。

桐澤氏:ITbookとサムシングは、当時それぞれ約100名が勤務していましたので、200名規模のオフィスを探す必要がありました。

管理本部 総務IR部 リーダー 水野絵美氏
2011年に株式会社サムシングに入社、12年間経理部に所属。2023年にITbookホールディングスに転籍し、社長秘書を兼務しながら、総務IR部にて取締役会の運営や社外取締役との連絡調整などを担当。

水野氏:まだ虎ノ門には一部のグループ会社が残っており、すべてを集約したわけではありませんが、同じくらいの規模同士が一緒になる形での移転でした。移転プロジェクトはトップ自らが陣頭指揮を執って進められましたが、最終的に豊洲を選んだのには様々な理由がありました。2拠点のちょうど中間地点に位置し、東京駅をはじめ、電車やバスなど都心からの交通手段が豊富でアクセスが良いことも理由のひとつです。ただ、統合前のサムシングは木場にオフィスがあり、千葉在住の社員が多いため、利用路線が変わることによる通勤の不便さを懸念する声も多少はありました。

桐澤氏:でも、新木場を経由すれば千葉方面とのアクセスも良く、特に不便さは感じなかったようです。ITbookにいたメンバーからも、路線に対するマイナスの意見はあまり聞かないですね。虎ノ門は銀座線ですが、有楽町線の桜田門駅へも徒歩圏内ですし、千代田線や日比谷線、南北線など様々な路線からも乗換しやすいです。


水野氏:有楽町線は利用者が多いので電車の混雑は気になりますが、住吉駅まで延伸する計画もあり、ますます便利になると思います。

2018年の経営統合から2022年の移転まで、
実に4年かかった移転プロジェクト。
コロナ禍を経て、オフィスの在り方にも変化があったという。


桐澤氏
:移転プロジェクト自体はコロナ禍の少し前に始まったのですが、途中で在宅勤務になったこともあり、200名全員のデスクを用意するような規模のオフィスはイメージしていませんでした。部署やグループ会社によっては今も在宅勤務がメインのところもありますし、フリースペースを広く取って、その日出社した人が自由に座れるようになっています。

管理本部 総務IR部 リーダー 桐澤さやこ氏
2014年に株式会社サムシングに入社。現在はサムシングホールディングスに所属しながら、ITbookホールディングスの総務IR部で取締役会の運営やオフィスビルの管理会社との連絡調整などを担当。

多面性のある街・豊洲の魅力

移転から2年。移転前に豊洲に抱いていたイメージは、移転後にどう変わったのか。

水野氏:移転前から、豊洲は「キレイな街だ」というイメージはありました。意外だったのは、オフィスワーカー以外の多様な属性の人が多いことですね。駅周辺には大規模なオフィスビルが多くあるため、働いている人しかいないのかなと思いきや、学生やファミリー層、散歩している住民の方なんかもよく見かけます。

桐澤氏:オフィスで静かにしていると、学校のチャイムが聞こえてくることもあります。オフィス空間にそういった暮らしの音が届いてくるのは、いい意味で面白いなと感じますね。

          入居ビル(豊洲フォレシア)外観

水野氏歩道などの公共空間も広くてゆとりを感じます。木場では帰宅時間に駅までの道がかなり混雑していましたが、豊洲ではあまり人を避けて歩くようなこともありません。

桐澤氏他の社員からは「治安が良い」という声も聞きますね。比較的新しい高層マンションが多い印象もありますし、ファミリー層向けの施設なども充実しています。

水野氏緑も豊かですし、噴水や水辺も多くて街並みがキレイなので、治安の良さ・居心地の良さを感じやすいですね。

ITbookホールディングスは、在豊洲企業による任意の企業連合「豊友会」に参加しており、地域社会と協力したり情報共有を行っている。豊洲町会の町会長と面会し、街の歴史や人情に触れる機会もあったという。オフィス街であり生活空間でもある、多面性のある街・豊洲ならではの魅力も多い。

水野氏オフィス街ですが、ビルの足もとの商業施設をはじめ、周辺の商業施設が充実していることも魅力ですね。近隣企業向けの優待サービスを展開してくれている商業施設もあります。 

桐澤氏ショッピングモールや大型のホームセンターもあって、会社帰りにお買い物して帰れるのはうれしいですね。プライベートの利用だけでなく、サムシングは土木系の会社ということもあり、事務用品はもちろん土木系のものも即日手に入るので、業務上もとても便利です。

豊洲エリアへの移転は、採用面においても一定の効果があったという。

桐澤氏人事部によれば、豊洲という街のイメージは採用活動においてメリットになっているそうです。豊洲市場やアミューズメント施設などメディアで取り上げられる施設も多く、エリアとしての知名度が高いので、「豊洲に本社があります」というと通りも良いですね。実際には、メディアで見る華やかな街のイメージとは一味違って、オフィスビルや高層マンションが整然と立ち並ぶ、綺麗な街並みが広がっています。「キレイな街並みだな」「こんな素敵なオフィスで働けるんだな」という街の多面性が、採用活動にもプラスになっているのだと思います。

水野氏移転からまだ2年ではありますが、豊洲に住んでいる方が実際に入社されたという例もあります。職住近接であることも豊洲の魅力の一つであり、採用の幅が広がったといえます。

進化し続ける豊洲と共にさらなる発展を目指す

ITbookホールディングスの本社がある豊洲フォレシアの目の前では、豊洲2・3丁目地区では最後の大規模開発となる「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」の開発も進んでいる。


桐澤氏当社のちょうど目の前なので、何もないところからビルがどんどん高くなっていくのはワクワクしましたね。

水野氏近くにお店が増えるので、多くの社員が楽しみにしています。

桐澤氏そうですね、ランチタイムはどこも混雑するので選択肢が増えるのはうれしいです。

最後に2人は、豊洲に拠点を構える企業から見た魅力をこう語った。

 水野氏「豊洲に会社がある」と話すと、誰からも「いいところにあるんだね」と言われます。それくらい、豊洲は良いイメージがある街なんだと思います。

桐澤氏:本社にいらっしゃったお客様にも、「キレイなオフィスになりましたね」とほめていただいています。街並みがキレイで活気もあるので、そこにある企業自体のイメージ向上にもつながっているのかもしれません。

水野氏:豊洲は近年、再開発が行われてオフィスビルが増えたり商業施設ができたりと急速に発展しています。弊社が移転先を豊洲に決めた理由には、「この街と一緒に弊社も発展したい」という思いもありました。これからも、豊洲という街の進化と発展に刺激をもらいながら、弊社も新社名(SAAFホールディングス)に込めた、「社会問題解決型企業」の実現に向け、邁進していきたいと思います。

ITbookホールディングス株式会社は、2024年9月1日より社名を「SAAFホールディングス株式会社」に変更。「ICT技術・DXによる社会インフラの効率的、効果的な付加価値向上と社会貢献を目指す」という経営理念の通り、新社名のSAAF(サーフ)は「Support As A Foundation(=土台として支える)」という意味をもつ。社会インフラを支える土台となり、価値の創造と社会貢献を通して社会問題を解決できる企業を目指す。

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