2024-06-28
【入居企業インタビュー】ELCジャパン合同会社様
世界を代表する美容企業のひとつ、ザ エスティ ローダー カンパニーズ インコーポレイテッドの日本支社である、ELCジャパン合同会社は、2019年に本社オフィスを丸の内二重橋ビルへと移転した。
人事総務本部 総務危機管理シニア室長・オフィサー シニア マネージャーの菅野 晶子氏に、丸の内二重橋ビルに入居した経緯や入居後の感想等について、詳しくお話を伺った。
PROFILE
ELCジャパン合同会社(エスティ ローダー カンパニーズ ジャパン)
設 立:1967年
職 員 数:約2,000名
所 在 地:東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング
概 要:プレステージビューティのグローバルリーダーであるエスティ ローダー カンパニーズ(ELC)の日本法人。ELCは、高品質のスキンケア、メイクアップ、フレグランス、ヘアケア製品を製造、販売し、お客様に愛されるラグジュアリーでプレステージなブランドを世界中で展開しています。創造性とイノベーションの精神、そしてコミュニティにポジティブな影響を与えたいという思いを原動力として、美しいだけでなく可能性に満ちた世界を創造することに尽力しています。
日本支社開設から60年間、
一貫して三菱地所グループのビルに入居
ー ELCジャパンは丸の内二重橋ビルをどのようにお使いですか?
エスティ ローダー カンパニーズ ジャパンは2019年に、丸の内二重橋ビルに入居し、現在20階のワンフロア約1,000坪で、400人の社員が働いています。この他、同じく丸の内の新東京ビルでは、約500坪のオフィスにフィールドスタッフ向けトレーニングセンターを開設しています。
エスティ ローダー カンパニーズ ジャパンは約60年前、1967年にはじめて日本支社を開設しました。そのとき縁あって三菱地所の山王グランドビルに入居し、それから新青山ビル、山王パークタワー、そして今の丸の内二重橋ビルと、一貫して三菱地所グループのビルに入居してきました。三菱地所グループは、エスティ ローダー カンパニーズ ジャパンが日本市場で成長していく過程をともに歩んできた、パートナーのような存在です。
「インペリアル・パレスが見えるオフィス」として評判に
ー今回、丸の内二重橋ビルに入居した経緯を教えてください。
実は今回、丸の内に移転するにあたり、社内で全社員を対象に『どんなオフィスで働きたいか』という希望を募り、全オフィス社員参加のセッションを行いました。その希望を三菱地所のご担当者と共有しお話を重ねていく中で、街で働く方々や仲通りでお買い物される方々の視点に立っても、また、Diversity・Inclusionの 考え方を考慮しても、私たちのような化粧品企業で、かつ女性が多い会社があるのも街にとって新たな価値となるのではないかと応援いただき入居することを決めました。
また、入居工事には、米国NY本社から内装設えや絵画の設置などのたくさんのサポートを得ることもできました。豊かな植栽の石畳調の仲通り、整然としたオフィスの街並み、美術館、この街で働く人々の姿、そしてオフィスの窓からインペリアルパレス(ガーデン)が見えるという格式ある立地に驚嘆し、社員全員の希望のオフィスを具現化することが出来ました。
現在、オフィス内のインペリアルパレス(ガーデン)が見える場所は、お客様が来社なさるときに備え、あまねく応接室やロビーに当てております。エスティ ローダー カンパニーズ ジャパンのインペリアルパレス(ガーデン)の見える応接室は、日本にとどまらず世界中のお客様にとても好評です。
エスティ ローダー カンパニーズ ジャパンの世界各拠点でも、「東京オフィスからは、インペリアルパレス(ガーデン)が見えるらしい」と評判になっており、各国から来訪したエスティ ローダー カンパニーズの社員は、その眺望とスペーシャスなオフィスに驚いています。
余談ですが、採用活動の際は、インペリアルパレス(ガーデン)の見えるこの応接室で面接し「ここで、いっしょに働きましょう」と呼びかけますと、皆さん明るくご承諾いただけるような効果もあるとか。。(笑)
またこの場所は、東京駅、成田空港、羽田空港、大体の私鉄JRなどの電車アクセスはよく、「傘なしで(濡れずに)来られる」点も大きな魅力です。
成田空港、羽田空港、東京駅のどこからでも
傘なしで濡れずにオフィスまで来訪が可能
ー「どの場所からも傘なしで来られる」とは具体的には?
丸の内二重橋ビルは、地下道を通じ、東京駅と直結しています。新幹線で東京駅にいらした方は、そのまま地上に出ることなく、雨の日でも濡れずに、弊社にお越しいただけます。さらに東京駅は成田空港や羽田空港とも鉄道で直結しています。つまり、海外から弊社にいらっしゃる場合も、同様に雨の日でも傘なしで来社いただけます。
この「傘なしで移動が可能」というのは、体験してみると非常に快適です。日本各地のお客様に新幹線などでご訪問いただく際、あるいは米国本社や世界各拠点から幹部や社員が来訪するときも、「空港からオフィスまで直結しています。雨の日でも傘は不要です」と案内できます。また社員にとっても、東京、そして丸の内は、多くの鉄道、地下鉄が乗り入れるターミナル駅があり、通勤の便は大きく向上しました。
様々な魅力がつまった丸の内エリア
ー丸の内エリアへの評価、ご感想をお聞かせください。
仲通りはショッピングや飲食の行き先に事欠くことなく、健康志向の強い社員にも好評です。美術館は、建物や展示物からインスピレーションが得られ、「丸の内イルミネーション」をはじめ様々な美しい催し物があります。ウエディングフォトを撮る人が多いのも頷けます。
このエリアでは、横の流れだけでなく、縦の流れ、つまり皇居から駅まで、あるいは有楽町駅そばの国際フォーラム、あるいは東京駅まで、人の流れが活発になっているのを感じます。オフィスで働くビジネスパーソンだけでなく、旅行客やショッピングを楽しむ方々に愛されている街だなと思います。
実は入居直後にコロナ禍に見舞われる不運がありました。限られた社員が交代で出社することになりましたが、丸の内二重橋ビルは、ビル内に診療所もあり、たいへん助かりました。この他、三菱地所にはコロナ禍を乗り切る工夫やご高配をいただき、たいへん感謝しております。
コロナが5類に移行し、ある程度の自由が出てきた今年、特に楽しかったのが、若い女性スタッフが「大手町・丸の内・有楽町 仲通り綱引き大会2023」に出たいということで、社内で急遽、綱引きクラブが立ち上がり、参加したことです。丸の内のこの街で催されている活動に参加したいという、社員の自発的な意欲を、うれしく思いました。ちなみにその後、社内では「綱引き同好会」が発足しました(笑)
社内で綱引きクラブが立ち上がり、「大手町・丸の内・有楽町 仲通り綱引き大会2023」に参加
会社の成長、そして丸の内のこれからに向けた想い
ー丸の内エリアへの今後の期待をお聞かせください。
利便性、アクセスの良さ、歴史的背景を兼ね備えた丸の内エリアは、まだまだ未来志向という点でも大変なポテンシャルを秘めた街です。そこでオフィスと店舗をお借りできていることに感謝すると同時に、この地で事業をさらに成長させたい、そしてこの街の発展にも貢献していきたい、そんな強い思いを新たにしています。
最後にもう一つ、三菱地所グループには、弊社が長年取り組んでいる乳がん啓発キャンペーンに毎回、ご協力いただいていることに感謝申し上げたく思います。特に丸の内ブリックスクエアでのイベントでは、おかげさまで一日に8,000枚の乳がん啓発情報カードを配ることができ、「美しい絆で乳がんの無い世界を」というスローガンを丸の内のみなさまに発信できました。今後とも乳がんのない世界を目指し、全力で取り組んで参りたいと思います。引き続きご協力をいただければ幸いです。
ELCジャパンは乳がん啓発キャンペーンに長年取り組んでおり、
丸の内ブリックスクエアで乳がん啓発情報カードを配布するイベントも実施している