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インタビュー

2024-01-24

インタビュー

【入居企業インタビュー】兼松株式会社様

PROFILE

兼松株式会社

創  業:1889

従業員数: 単体798名/連結 7,866名(2023331日現在)

東京本社所在地:東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー

事業内容:国内外のネットワークと各事業分野で培ってきた専門性、さらには商取引・情報収集・市場開拓・事業開発・組成・リスクマネジメント・物流などの商社機能を有機的に結合させ、多彩な商品・サービスを提供。

丸の内を選んだ背景にあった、

30年後を見据えた成長戦略

「丸の内への本社移転には兼松の原点に回帰するという経営の意志が込められています」

梶内氏1898年に東京支店を開設した日本橋に始まり、内幸町、丸の内を経て、京橋に24年間、芝浦に30年間と、これまで様々な場所に東京本社を構えてきました。そのため、今回の本社移転プロジェクトにおいても、丸の内以外にも様々なエリアを移転先候補として検討していました。


その中で丸の内を選んだ背景には、30年後を見据えた成長戦略があった。

梶内氏:今回東京本社を移転させることになった背景には、兼松の創業理念である0から1を生み出す「事業創造」を推し進め、向こう30年間の継続的な成長を果たすという大目標があります。事業創造は、社内のみならず、社外の様々な企業との共創によって実現されます。その取り組みを活発化させるうえでは、歴史ある大手企業から気鋭のベンチャーに至るまで、多様な企業が集積する丸の内に本社オフィスを置くべきとの経営判断がありました。

「学び」と「集中」のためのライブラリエリア。兼松の歴史をたどる蔵書を含め、アイデアづくりに役立つ様々な書籍が並ぶ。

社員一人ひとりが「なりたい自分」になれる

ワークプレイスを目指して

新本社オフィスにおけるABWの採用を社内に周知した当初は、上層部含めて抵抗感を示す声が多かったという。しかし、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の流行を機にハイブリッドワークが定着したことで、社内の抵抗感は和らいでいった。

一方で、コロナ禍で出社率が下がった時期もあったことから、移転後のオフィススペースを当初計画よりも縮小すべきではないかといった声も挙がったという。

梶内氏:ハイブリッドワークの定着により、オフィスの広さを当初計画の2分の1程度に縮小できる可能性はありました。一方で、交通の便がきわめて良好な丸の内にオフィスを構えることもあり、コロナ終息後に従業員たちが一斉にオフィスを活用し始めることも予想されました。そこで当初の計画通り、約800名いる東京本社の社員全員を収容できるスペースを確保することにしたのです。

         ABWの思想に基づき設計された執務エリア

新卒応募エントリーが2倍に——
移転から1年で実感する丸の内が人を惹きつける魅力

 梶内氏:まず言えるのは、丸の内への移転によって若い世代の当社に対するイメージが大幅にアップしたことです。実際、新卒採用に対するエントリー数(応募人数)は、移転前の約2倍に跳ね上がっています。

中井氏:若い世代にとって、丸の内は働く場所だけではなく、散策をしたり、ショッピングや飲食を楽しんだりする場所としてもベストだと感じられる街です。丸の内への移転によって新卒採用への応募が倍増したのは当然の結果と言えますし、若い社員たちの働く意欲やエンゲージメントも確実にアップしていると思います。丸の内は若い世代の多くが働いてみたいと思う街です。なりたい自分を持ち続けるためのワークプレイスの立地として、丸の内は最高ではないでしょうか。

丸の内はビジネスパーソンの成長を加速させる

そうした多様な企業との出会い、交流は、ビジネスパーソンとしての人の成長を促すと梶内氏は指摘し、こう話を締めくくる。

梶内氏:丸の内にオフィスがあることで、より多くのお客さま、取引先との交流を深めることができますし、自分にとって未知の企業や人と出会うことで、新たな市場を開拓できるチャンスも広がります。また、あらゆる企業が集積する丸の内は、街を散策するだけで、どの業界で何が起きているのかも感じ取れます。これらはすべて、ビジネスパーソンとして、また、人としての成長を促すものです。つまり、丸の内は、一人ひとりの成長を加速させる街といえるでしょう。10年後、20年後、そして30年後の未来に、いまの若手の従業員たちが、どんな活躍をしてくれるかがとても楽しみです。

飲食施設充実
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(共用受付、会議室等)
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